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Carlisle
医療関連感染情報季刊誌より
Vol.1 No.1 January 1996

バージニア州、長期入院施設の感染管理専門職員の必要性

Raymond M.Leinbach and A.James English
Training needs of infection control professionals in long-term care facilities in Virginia.
Am.J.Infect.Control,23(2):73-77,1995

長期入院施設の感染管理専門職員で構成されたある団体から、感染管理研修についての援助要請があった。そこで、ニーズの実態と長期入院施設に関連する問題に的を絞った、そのような研修の意義、および効果的な研修の形態を検討した。

これまでの文献によると、(1)長期入院施設における感染管理の重要性が増してきていること、(2)感染管理専門職員の研修の必要性、(3)現在実施されている研修(APIC、CDC主催の研修など)、そして(4)長期入院施設に特有な問題を研究することの必要性がわかっている。

調査は、バージニア州の介護施設で働く、220人の感染管理専門職員を対象に、郵送による質問紙法にて実施された。回収率は41%であったが、州の長期入院施設の規模別構成比率に、ほぼ合致したサンプルが集まった。93%が長期介護の感染管理研修について、「大変興味がある」「興味がある」と回答した。99%が、長期入院施設に関連する研修は「非常に重要である」「重要である」とした。一連の講習会の必要性については、営利施設よりも非営利施設で働く職員の方が、また教育程度が高い職員の方がより強く感じていた。講習で取り上げるべき内容としては、職員教育や感染管理計画についてなど多岐にわたったが、上位6項目については、95%以上が「大変興味がある」「興味がある」と回答した。講習会の参加については、車で1時間以内の場所で開催されるならば、全員が参加可能であると答えているが、2~3時間になると、65%が参加できないと述べている。

今後、研修への関心度は、(1)包括的であること、(2)長期入院施設特有の問題に焦点を合わせること、(3)より参加しやすい方法(テレビ会議など)を用いることによって強化されると思われる。(訳:西岡みどり)

Carlisle Vol.1 No.1 p8-10 January 1996

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