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US Update
アメリカ(CDC-MMWRより)
1997/08/22

バンコマイシン感受性の低下した黄色ブドウ球菌-合衆国、1997年

CDC. MMWR August 22, 1997 / Vol. 46 / No. 33
Staphylococcus aureus with Reduced Susceptibility to Vancomycin — U.S. 1997 より第1段落邦訳
ftp://ftp.cdc.gov/pub/Publications/mmwr/wk/mm4633.pdf

黄色ブドウ球菌は病院および市井感染の世界的に最も一般的な起因菌の一つであり、抗菌薬であるバンコマイシンが、多くの黄色ブドウ球菌感染、特にメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)による感染の治療に用いられてきた。1996年、バンコマイシンに中間的レベルの耐性を持つ黄色ブドウ球菌の菌種(VISA;最小発育阻止濃度[MIC]=8μg/mL)による初めて記録された感染例が日本より報告された。本報は一人の患者から分離された合衆国において初めてのVISAについて記述する。これはバンコマイシンに完全な耐性を持つ黄色ブドウ球菌の菌種が発現することの早期警告であるかもしれない。

(この記事は全訳が出版されています。吉田俊介・小林寛伊訳、「緊急速報 バンコマイシン低感受性黄色ブドウ球菌に関するCDC勧告」 インフェクション・コントロール、1997年10月25日号、81-88ページ)

<訳注>
CDCが初めて公式にバンコマイシン低感受性の黄色ブドウ球菌の発見を認知したのは1997年7月で、この日本における発見の報告(順天堂大学細菌学平松教授による)は本コーナー1997.07.11aに掲載されています。同8月の本報はアメリカ国内における初めての分離報告で、この問題に対するアメリカ国内での関心の高さを示していると言えましょう。本文中にでてくる接触隔離予防策(コンタクト・アイソレーション・プリコーション)についてはカーライル Vol.2 No.1 総説 p1-p3.をご参照下さい。
MMWR:1997.08.22a / Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 1998.03.01

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