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US Update
アメリカ(CDC-MMWRより)
1997/11/14

ヒト乾燥硬膜移植に伴うクロイツフェルト・ヤコブ病 日本 1979年1月-1996年5月

CDC. MMWR November 14, 1997 / Vol. 46 / No. 45
Creutzfeldt-Jakob Disease Associated with Cadaveric Dura Mater Grafts — Japan, January 1979–May 1996 より第1段落邦訳
ftp://ftp.cdc.gov/pub/Publications/mmwr/wk/mm4645.pdf
1997年、日本のクロイツフェルト病(CJD)に関する非政府のサーベーランスグループが、日本全国の神経学科、精神医学、神経病理学科機関に対する書簡質問による1996年調査の分析を厚生省に報告した。この分析により、1979年1月から1996年5月までに医師によりCJDと診断された患者が829名で、その内多数(43患者)が1979年から1991年にかけて神経外科的(42)または整形外科的(1)術式によりヒト乾燥硬膜の移植を受けていたことが判明した。本報告はこれら43例の特徴を要約し、これらの患者の内少なくとも41人が同じ加工業者からのヒト乾燥硬膜の移植を受けていたことを示し、これらの患者の中で最も最近硬膜の移植を受けた患者におけるCJDについて記述する。これらの知見により、同一ブランドの移植硬膜に伴うCJDの国際的な発生事件が既に認識されていたよりも大規模であり、汚染された移植物の移植を受けた患者が移植後少なくとも16年CJD発病の危険にさらされうることが示された。
<訳注>
本報告については厚生省特定疾患調査研究事業:「クロイツフェルト・ヤコブ病に関する緊急調査研究班」研究報告書概要http://www1.mhlw.go.jp/houdou/0904/h0403-1.htmlを参照下さい。なお、1987年5月以降に採取加工されたヒト乾燥硬膜は、CJD伝播の危険を減少させるための処理が行われているとのことです。
MMWR:1997.11.14 / Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 1998.03.01

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