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UK Update
イギリス(HPA-HPRより)
1998/06/05

「伝染病と公衆衛生」第2号におけるB型およびC型肝炎

PHLS. CDR Weekly June 5, 1998/Vol. 8/ No. 23
Hepatitis B and C in the second issue of Communicable Disease and Public Healthの要旨
http://www.hpa.org.uk/cdr/CDR98/cdr2398.pdf
出版されたばかりの上記書物(1998年)には幾つかのB型およびC型肝炎に関する報告が掲載されている。1993年、イングランドおよびウェールズにおけるB型急性劇症肝炎の発生率は10万人に一例の割合であった。多く見られた危険因子暴露は、男性間性行為(21%)、異性間性行為(20%)、麻薬注射(18%)であった。同地域における1992年から1996年にかけてのC型肝炎では、危険因子が調査できた例の80%において麻薬注射が感染経路であり、また10%が血液または血液製剤の投与によるものであった。
<訳註>
エイズのみならず、B型またはC型肝炎においても、麻薬注射や特殊な性行為などが英国において感染危険因子となっていることがわかります。麻薬常習者における注射針共用を減少させる方策を実施し、献血のスクリーニングを行ったことでC型肝炎伝播の危険性が大きく減少したという報告も紹介されています。麻薬の使用をとりあえず前提とした上で、喫緊の課題として注射針の共用を防止する社会的キャンペインを行った点も印象的です。
CDR Weekly:1998.06.05/ Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 1998.06.20

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