Y's Square:病院感染、院内感染対策学術情報 > 海外の感染対策情報 (各機関週報より) > イギリス(HPA-HPRより) > 1998 > すべてに出産における産前のB型肝炎スクリーニングと危険下にある新生児の免疫化
UK Update
イギリス(HPA-HPRより)
1998/08/07

すべてに出産における産前のB型肝炎スクリーニングと危険下にある新生児の免疫化

PHLS. CDR Weekly August 7, 1998 / Vol. 8 / No. 32 p281
Universal antenatal screening for hepatitis B and immunisation of babies at riskの要旨
http://www.hpa.org.uk/cdr/CDR98/cdr3298.pdf

UKの保健当局は、2000年までにすべての妊婦に対してB型肝炎のスクリーニングを提供することになっている。この措置は既に多くの健康保険組合から提供されているが、これをもれなくすべての妊婦に提供し、かつ新生児がキャリアーとなり慢性肝臓疾患を持つ危険を避けるため、生後早急に免疫化することが目的とされている。

すべての妊婦はHBs抗原テストを受け、それが陽性であれば、感染確認のためのテストとHBeマーカーテストを受ける。HBe抗原に対する抗体の無い母親から生まれる子には、ワクチンに加えて、B型肝炎特異免疫グロブリン(HBIG)を投与する。免疫化開始の後は母乳の摂取を妨げない。

感染妊婦には、その後の管理、子供および性的パートナーなどへの伝播の防止について適切で専門的なコンサルタントが必要である。

<訳註>
日本においても、1985年から妊婦のB型肝炎検査が国の財源によって制度化されていましたが、1998年度からは地方自治体の財源へと移行し、自治体の裁量にゆだねられることとなりました。新生児に対するワクチンの接種についてもいろいろな議論があると思われます。今後さらに国家的な制度統一を行おうとしているUKの動きとは対照的です。
CDR Weekly:1998.08.07/ Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 1998.08.08

関連サイト