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US Update
アメリカ(CDC-MMWRより)
1998/08/21

グループB連鎖球菌疾病の予防のための病院方針の適用-合衆国、1997年

CDC. MMWR August 21, 1998 / Vol. 47 / No. 32 p665
Adoption of Hospital Policies for Prevention of Perinatal Group B
Streptococcal Disease – United States, 1997の要旨
ftp://ftp.cdc.gov/pub/Publications/mmwr/wk/mm4732.pdf

グループB連鎖球菌(GBS)は、合衆国における新生児の細菌起因疾病と死亡の主な起因菌である。1993年、GBSによる新生児敗血症の治療に年間294百万ドルがかかったと推計されている。1996年、CDCはGBS疾病の予防に関するガイドラインを発行したが、それは関連学会の同意を得た。このガイドラインは、スクリーニング手法による対策と危険因子手法による対策を含むが、分娩時の抗菌薬予防的投与を受けるべき女性を判別するためのものである。

1997年、本ガイドラインの適用状況を調査した。その結果、1997年(1994年)においては58%(39%)の病院が何らかのGBS予防方針を取っており、53%(36%)が膣・肛門などからの検体培養、38%(18%)が危険因子による抗菌薬予防的投与を行っていることが判明した。また、GBSの初期徴候(通常無菌の部位からのGBSの分離)は、調査地域ごとに、1、000の出産当たり0.6例ないし1.8例であったが、GBS予防方針の適用普及率が高い地域ほどGBSの初期徴候が低いことが判明した。


本記事はGBSの経産道感染が、当該ガイドラインの発行と普及によりコントロールされつつあることを示唆しています。当該ガイドラインの原文全文はこちらですftp://ftp.cdc.gov/pub/Publications/mmwr/rr/rr4507.pdf。CDCは、妊婦に対するHBVスクリーニングやワクチン接種などと統合された周生期疾病予防対策の重要性を述べています。
MMWR:1998.08.21a/ Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 1998.08.22

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