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US Update
アメリカ(CDC-MMWRより)
1998/12/18

皮膚粘膜暴露後の致命的なBウイルス感染と従業員保護のための暫定勧告

CDC. MMWR December 18, 1998 / Vol. 47 / No. 49 p1073
Fatal Cercopithecine herpesvirus 1 (B Virus) Infection Following a Mucocutaneous Exposure and Interim Recommendations for Worker Protectionの要旨
ftp://ftp.cdc.gov/pub/Publications/mmwr/wk/mm4749.pdf

1997年10月29日、あかげさるの飼育を担当していた22才の女性が、さるの糞便と思われる物を目にかぶったが、その場では紙タオルで拭いたのみで、45分後になって2-3分の水道水で洗浄した。11月8日、 目の充血と腫れを起こしたため受診を開始したが、13日になってようやくCercopithecine herpesvirus 1(Bウイルス)感染の疑いにより入院した。その後、Acyclovir、ついで、ganciclovir療法が開始されたが、各部において様々な症状が発生、菌血症をともなう肺炎の院内感染を経て、難治性の呼吸器不全により12月10日、死亡した。

これまでの勧告では、すべてのさるはBウイルスに感染しているとみなし、檻に入っていないさるを扱う場合にはゴーグルなどの保護具を着用するというものであったが、今回のように、檻に入っているさるであっても、業務の内容によっては暴露事故が発生するので、より広範な場面で保護具の着用を義務づけるべきである。また、暴露事故が起きた場合には、直ちに15分以上流水で十分に洗浄し、Bウイルスに詳しい医師に受診するべきである。

<訳註>
研究などでさるを扱う方々にもご参考にと思い、紹介いたしました。
MMWR:1998.12.18b/ Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 1998.12.19

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