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EURO Update
欧州(Eurosurveillanceより)
1999/05/06

ヨーロッパにおけるエイズ発生率の減少 1998年

Eurosurveillance Weekly May 6, 1999 Issue 19
Fall in AIDS incidence in Europe in 1998の要旨

http://www.eurosurv.org/1999/990506.html
http://www.eurosurveillance.org/index-02.asp

欧州エイズ疫学的監視センターの最新報告によると、WHOの定義による欧州地域(旧ソ連諸国を含む)におけるエイズ発生率は1997年から1998年にかけて18%減少、またEU域内においては21%減少し10万人あたり3となった。エイズによる死も33%減少した。これらの減少は高活性抗レトロウイルス療法の恩恵である。

欧州地域内でも、国毎の格差は大きい。ウクライナにおける発生率は急速に増加しており、またスペインの発生率は他の国に比べて非常に高い。フランス、ノルウエー、スエーデンにおいて異性間性接触によるエイズ発生が多い。

<訳註>
抗レトロウイルス療法の進歩により、西欧などの先進国においてはエイズの発症やエイズによる死亡が減少し始めましたが、HIV感染数には顕著な減少が見られていません。また、ロシアでは1998年までの8年間で性接触や麻薬浸透によりエイズが10倍に増加し、また梅毒も急激に増加して10万人あたり200の感染率を超えてしまいました。(本Weekly上の関連記事 “Sexually transmitted diseases in the Newly Independent States” を参照)なお、世界的なエイズの動向については、こちらをご覧下さい。
Eurosurveillance Weekly: 1999.05.06/ Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 1999.05.08

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