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UK Update
イギリス(HPA-HPRより)
1999/07/16

外科病棟におけるMRSA対策

PHLS. CDR Weekly July 16, 1999/Vol. 9/ No. 29 p253
Pesponding to MRSA infection on surgical wardの要旨

http://www.hpa.org.uk/cdr/CDR99/cdr2999.pdf

ポーツマスのアレクサンドラ病院の4つの外科病棟でMRSA感染の集団発生が起きた。ある循環器外科病棟では30名の患者と医療従事者のうち、17名の患者と5名の医療従事者の鼻腔からMRSAが検出された。

そこで、すべての病棟の患者と新規入院患者に対してスクリーニングが行われ、あらたな陽性患者が発見された。ふたつの病棟にMRSA患者が集団隔離され、入院制限と別の病院への紹介が行われた。

ポーツマス地域では、場所の許す限り、新しい救急患者は既存の患者とは別に、MRSA陰性の医療従事者のみによってケアされることとなった。手洗い、ムピロシンによる除菌、病棟清掃などの標準的な予防策が行われている。

ポーツマスは国内でもMRSA感染率の低い地域である。

<訳註>
本報告は、MRSA感染率の低い地域における、徹底的な隔離策の例として解釈されると思われます。一般に英国においては、MRSAの集団発生時に、病室隔離、入院制限、陽性医療従事者の就業制限、病院閉鎖などの強い措置がとられる傾向があるようです。
CDR Weekly:1999.07.16b/ Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 1999.07.17

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