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WHO Update
世界保健機構(WHO-WERより)
1999/02/26

インフルエンザウイルスワクチン構成の勧告 1999-2000年シーズン

WER February 26, 1999/ Vol.74 /No.8 p57
Recommended composition of influenza virus vaccines for use in the 1999-2000 seasonの要旨
http://www.who.int/docstore/wer/pdf/1999/wer7408.pdf

今回は、1999年11月から2000年4月までの北半球における冬の期間のためのワクチンを勧告する。2000年5月から10月までの南半球における冬の期間のためのワクチンについては1999年9月に勧告する予定である。

1998年10月から1999年2月までに報告されたインフルエンザの流行は以下の通りである。

A型(H3N2)
中国、日本、モンゴル、カナダ、合衆国、クロアチア、チェコ、フィンランド、フランス、ドイツ、ポーランド、ルーマニア、ロシア、スロバキア、スペイン、スエーデン、スイス、英国において流行し、イラン、オーストリア、デンマーク、アイスランド、ラトビア、オランダで集団発生があり、その他世界各国でも散発例が報告された。

A型(H1N1)
世界各国においてまれに分離が報告された。

B型
ベルギー、イタリア、オランダ、スペイン、スイスなどにおいて蔓延し、フランス、日本で集団発生があり、その他世界各国からも報告があった。

これらの分離ウイルスの抗原的な特徴を分析した結果、以下のワクチンを勧告する。

A/Sydney/5/97(H3N2)様ウイルス
A/Beijing/262/95(H1N1)様ウイルス
B/Beijing/184/93様ウイルス*またはB/Shangdong/7/97様ウイルス

(*なお現在最も広範に使用されているウイルスはB/Harbin/7/94である)

<訳註>
インフルエンザウイルスによる病院感染の予防のため、高齢者などハイリスク患者や医療従事者へインフルエンザワクチンを接種することが、欧米において公的な機関から強く勧告されています。
WER: 1999.02.26 Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 1999.02.28

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