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WHO Update
世界保健機構(WHO-WERより)
1999/11/26

地球的エイズ調査 パート1

WER November 26, 1999/Vol.74/No.47 p401
Global AIDS surveillance – Part Iの要旨
http://www.who.int/docstore/wer/pdf/1999/wer7447.pdf

WHOとUNAIDSは1999年末までに、世界でHIV/AIDSを持って生きている人口が33.6百万人に及ぶであろうと推測した。また1999年の一年で、15才未満の小児57万人を含む5.6百万人が新たに感染すると推測されている。多くの新規感染者にもかかわらず1998年と比べて総感染者数の増加があまり多くないのは統計技術的な要因による。1999年末までに、累積で16.3百万人がHIV/AIDSにより死亡すると推定されている。

5.6百万人の推定感染者のうち、3.8百万人(推定)はサブサハラアフリカに居住している。アジアにおいては比較的感染率が低く、6百万人(推定)が感染者である。ラテンアメリカとカリブには1.7百万人(推定)の感染者が存在し、その多くは無保護の性行為および麻薬注射針の共有による感染である。東欧と中央アジアにおける感染の増加は急激であるが、そのほとんどが麻薬注射による感染である。北米、西欧、太平洋の先進国においては、抗レトロウイルス療法の普及により、AIDSの発症や死亡、母子感染が減少を続けているが、新規感染者数はあまり減少しておらず、1.5百万人の感染者が推定されている。

世界的に見ると治療法や予防法の普及していないアフリカにおけるAIDSの趨勢が最も重大であるが、先進国において新規感染者が減少していないことも注目するべきである。

<訳註>
1998年の調査についてはこちらをご覧下さい。
WER: 1999.11.26 Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 1999.11.27

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