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Guideline
CDC ガイドライン
2000/11/20

造血幹細胞移植患者における感染予防のためのガイドライン(2000)

CDC: Guidelines for Preventing Opportunistic Infections Among Hematopoietic Stem Cell Transplant Recipients. MMWR 2000;49(RR10):1-128.
http://www.cdc.gov/mmwr/PDF/rr/rr4910.pdf
矢野邦夫訳:造血幹細胞移植患者の日和見感染予防のためのCDCガイドライン.メディカ出版,大阪,2001.
<注釈>

本ガイドラインは造血幹細胞移植における感染対策を細菌、ウイルス、真菌、原虫および寄生虫に分けてそれぞれ勧告し、また病院内での感染対策ばかりではなく移植患者の退院後の環境・生活に関して、および造血幹細胞の安全性に関しても言及しています。
病院感染対策として、移植センターにおいては1日1回以上水平面全体の清掃を行うべきであること、日常清掃時およびウエットバキューム清掃時にはFDAまたはEPA登録の環境消毒薬(訳注:主に低水準消毒薬を指す)を用いること、手洗いは抗菌剤入り石けんと流水、または擦り込み式消毒薬にて行うことが勧告されています。
なお、芽胞形成菌であるC.difficileに関する勧告では、環境表面(床、壁、ベッド柵、ドア、浴室など)を消毒することが必要な場合には特定の環境消毒薬(次亜塩素酸ナトリウム燐酸緩衝液、次亜塩素酸ナトリウム非緩衝液など)を用いるとしていますが、滅菌剤の適用に関する記述には一部疑問が存在します。
また、移植後の生活においては患者自身が、抗菌剤入り石けんと流水または擦り込み式消毒薬によって、食事や調理前・おむつを替えた後・園芸または植物や泥に触れた後・ペットや動物に触れた後・分泌物や排泄物または便に接触した可能性のあるものと触れた後・外出した後・創部に触れる前後に手洗いを行うよう勧告しています。

Yoshida Pharmaceutical Co., Ltd. 2002.05.30

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