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UK Update
イギリス(HPA-HPRより)
2000/06/16

手術部位感染・病院菌血症サーベーランス報告

PHLS. CDR Weekly June 16, 2000/Vol. 10/ No. 24 p213
NINSS reports on surgical site infection and hospital acquired bacteraemiaの要旨
http://www.hpa.org.uk/cdr/CDR00/cdr2400.pdf

全国病院感染サーベーランス計画(NINSS)は最近、イングランドの病院における手術部位感染と病院菌血症に関するサーベーランス報告を公表した。

1997年10月から1999年9月にかけて、96の病院が手術部位感染のサーベーランスに参加した。調査された28,407手術の内1,212例(4.3%)において感染が発生した。この調査においても病態、手術時間、術創汚染分類など米国のサーベーランスにおいて危険因子と判明している因子に従い感染率が変動した。感染起因菌の47%がブドウ球菌であり、ブドウ球菌の81%が黄色ブドウ球菌、黄色ブドウ球菌の61%がMRSAであった。

1997年5月から1999年4月にかけて、61の病院が病院菌血症のサーベーランスに参加した。調査された100万人以上の患者の内3824例(入院患者1,000人あたり3.6人、1,000患者日数あたり0.6例)において菌血症が発生した。感染起因菌の約半数がブドウ球菌、また24%が黄色ブドウ球菌であり、黄色ブドウ球菌の47%がMRSAであった。菌血症の約3分の2は経静脈器具(主に中心静脈カテーテル)、尿路カテーテル、人工呼吸器などと関連していた。

CDR Weekly:2000.06.16/ Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 2000.06.17

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