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Guideline
CDC ガイドライン
2001/11/20

慢性血液透析患者における感染予防のためのガイドライン(2001)

CDC: Recommendations for Preventing Transsmission of Infections Among Chronic Hemodialysis Patients. MMWR 2001;50(RR5).
http://www.cdc.gov/mmwr/PDF/rr/rr5005.pdf
矢野邦夫訳:慢性血液透析患者における感染予防のためのCDCガイドライン.メディカ出版、大阪、2001.
<注釈>

本ガイドラインでは、血液透析ユニットにおいては血液や病原性微生物の汚染の可能性が増すため、標準予防策に加えてさらに厳重な予防策が推奨されるとし、血液透析ユニットにおけるすべての患者のための感染予防策を勧告しています。
また、HBVは肉眼的に確認できる血液がなくても環境表面に存在して感染する可能性があると血液媒介ウイルスの環境表面からの伝播を示唆した上で、接触予防策ではなく上記の感染予防策のルチーンの実施によって接触経路による感染を防ぐべきであるとしています。
実際の予防策としては、患者ケアや患者の備品に触れるときにはいつも手袋をすること、手袋をはずした後や患者間では手洗い(温水と石けんまたは速乾性手指消毒薬による)をすること、透析ステーションに持ち込まれた物品は使い捨てもしくは1人の患者のみに使用すること、持ち込んだ物品は共通の清潔区域に戻したり、他の患者に使用する前には洗浄及び消毒を行うこと、個々の患者治療の後には環境表面を石けん、洗浄剤、洗浄剤入り消毒薬を用いて清掃すること、血液がこぼれた場合に次亜塩素酸ナトリウム等で拭き取ることなどを勧告しています。
その他、HBV、HCV、HIV感染に関しては、疫学や臨床症状および自然経過、ワクチンの使い方などについても言及しています。

Yoshida Pharmaceutical Co., Ltd. 2002.05.30

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