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US Update
アメリカ(CDC-MMWRより)
2001/10/12

炭疽病調査の進行状況 フロリダ2001年10月

October 12, 2001 Vol. 50 No. 40
Notice to Readers: Ongoing Investigation of Anthrax — Florida, October 2001の要旨
http://www.cdc.gov/mmwr/PDF/wk/mm5040.pdf
2001年10月4日、フロリダ地方当局とCDCは63才のフロリダ住人における炭疽病症例を報告した。この患者は呼吸器系炭疽病により入院し死亡した。10月10日までの調査によると、この患者の仕事場からの1サンプルと、同じビルに働く1名の鼻腔から炭疽菌が検出された。調査は続行中である。
8月1日以降、このビルに1時間以上滞在した人々には当局より抗菌薬の予防的投与が提供されている。
<訳註>

1999年、APICとCDCは共同で、炭疽菌などによるバイオテロリズムに対する医療機関の為の暫定的な準備プランを発表しています。(http://www.cdc.gov/ncidod/hip/Bio/13apr99APIC-CDCBioterrorism.pdf)

その炭疽菌に関する要点は以下の通りです。

  • 炭疽菌感染患者には原則として標準的予防策で対応する。
  • 人から人への空気感染は無い。(意図的に散布された場合を除き)汚染環境であっても、環境由来の空気感染はほとんど無い。従って個室隔離は不要。
  • 患者の傷由来の接触感染はありうる。
  • 高度汚染の場合、環境の消毒には5000ppmの次亜塩素酸ナトリウムなどを用いる。(芽胞形成菌である)
  • 高度汚染の場合、患者自身を石けんで全身シャワー浴させる。但し患者の次亜塩素酸浴は有害であり行ってはならない。高度汚染した衣服はプラスチックバッグに入れる。
  • 炭疽菌に曝露した人々には抗菌薬の予防的投与を行う。
MMWR:2001.10.12/ Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 2001.10.15

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