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Dispatch
感染症対策速報
2002/05/27

CDC消毒ガイドラインの改定草案

2002.05.27

このたび、「医療機関における滅菌と消毒のガイドライン2003」の草案(Draft Guideline for Disinfection and Sterilization in Healthcare Facilities)がCDCのWebサイト上にて公開されました。

本ガイドライン草案は、「手洗いと病院環境整備のためのガイドライン1985」(Garner JS, Favero MS. Guideline for Hand washing and Hospital Environmental Control 1985)より滅菌と消毒に関する項目を抜粋し、大幅に改訂を加え、とりわけ病院内の手術関連などの医療器具に関わる担当者、感染症医、内視鏡を取り扱う内科医などを対象とし、医療器具、手術関連施設などの感染予防に関する記載を中心としたものです。

草案は2部構成で、第1部ではアルコール、グルタラール、過酸化水素、ヨードホール、オルトフタルアルデヒド、過酢酸、フェノール類、第四級アンモニウム塩、次亜塩素酸ナトリウムなどの消毒薬と蒸気滅菌、エチレンオキサイドガス、過酸化水素ガスプラズマ、過酢酸などの滅菌・消毒薬についての記載、第2部では第1部に基づいて医療機関における実際の医療器具の消毒と滅菌方法についての記述がなされています。

新ガイドラインについての意見、提案を、Web上にて2002年6月14日まで受け付けるとのことです。
http://www.cdc.gov/ncidod/hip/dsguide.ht

手洗いと環境についてもすでにそれぞれ草案(Draft guideline for hand hygiene in healthcare settings, 2001, Draft Guideline for Environmental Infection Control in Healthcare Facilities, 2001)が示され改訂手続きが進んでいますが、草案の公開と意見の公募はすでに終了しています。その他現在改定手続き中のCDCガイドラインとして血管カテーテルに関するガイドライン(Draft Guideline For The Prevention Of Intravascular Catheter-Related Infections)があります。

なお、新しい手洗いガイドラインの草案については勧告部分の邦訳が出版されています。(小林寛伊、西岡みどり訳:医療現場における手指衛生のためのガイドライン(草案)抜粋 仮邦訳.インフェクションコントロール 2002;11(3):330-335.)。

2002.05.27 Yoshida Pharmaceutical Co.,Ltd.

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