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UK Update
イギリス(HPA-HPRより)
2002/01/10

感染症に対する初の国家的戦略

PHLS. CDR Weekly 2002;12(2):2-3.
The first national strategy against infectious disease.の要旨
http://www.hpa.org.uk/cdr/PDFfiles/2002/cdr0202.pdf

イングランドの主席医療官は感染症と闘うための初めての国家的戦略を報告した。この戦略は先進的なもので広く健康保護の一環として感染管理を位置付けている。報告は英国内外における感染症、特に新しい脅威について述べ、感染に対する防御策の現状を分析し、その潜在的な弱点を指摘した上で、公衆衛生に対する主な脅威とそれに対処するために必要な機能と行動を列記している。
この戦略の主眼は新しい国家機構として国家感染管理・健康保護局、the National Infection Control and Health Protection Agency (NICHPA)を2003年4月に創設することにあり、これは公衆衛生試験所(PHLS)、応用微生物研究センター(CAMR)、国家放射線保護機構(NRPB)、国家化学事故委員会(NFCI)などを包含する組織となる。その担当範囲は、伝染病サーベーランス、ワクチン、感染管理実務指導、放射線保護、化学物質危害保護、公衆衛生試験所、危機対応などとなる。

<訳註>
イングランドにおける感染症政策は健康省とPHLSなどの諸機関が担っていますが、これらの機能を統合し、さらに放射線対策や化学危害対策をも担当する国家機構、つまり米国におけるCDCに似た組織を創設することになりました。なお、イングランド以外の英王国連合(UK)国、つまりスコットランド、ウエールズ、北アイルランドにおいては別の行政組織が担当することになります。
CDR Weekly: 2002.01.10 Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 2002.08.05

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