Y's Square:病院感染、院内感染対策学術情報 > 海外の感染対策情報 (各機関週報より) > イギリス(HPA-HPRより) > 2002 > 手術部位および血流感染サーベーランス報告 1997-2000
UK Update
イギリス(HPA-HPRより)
2002/04/18

手術部位および血流感染サーベーランス報告 1997-2000

PHLS. CDR Weekly April 18, 2002 Vol.12 No.16
Enhanced surveillance reports on surgical site infection and hospital acquired bacteraemia publishedの要旨
http://www.hpa.org.uk/cdr/PDFfiles/2002/cdr1602.pdf
Nosocomial Infection National Surveillance Service (NINSS) によるイングランドにおける手術部位感染および病院内血流感染サーベーランスの結果が報告された。この報告書は1997年から2000年にかけてPHLSに集められたデータに基づくものであり、各病院が全国的な病院感染率と自施設内の病院感染率を比較できるように作成されたものである。
手術部位感染については113の参加病院から48,522の手術における2,074例の感染が報告された。このうち40%は黄色ブドウ球菌によるもので、その59%はMRSAであった。
病院内血流感染については71の参加病院から155万人の患者、のべ950万日の入院期間における5,503例の感染が報告された。このうち25%が黄色ブドウ球菌によるもので、そのおよそ半数はMRSAであった。
<訳註>
英国においてはすべてのNHS Trust(英国の公的保険病院)が2001年4月よりNINSSに参加することが義務付けられています。こちらをご参照下さい。
なお感染率の比較を行う際には、手術のリスクインデックスや診療科などを考慮する必要があります。詳しくは報告書の原文(http://www.phls.org.uk/publications/NINSS.htm)をご参照ください。米国における最新のデータ(NNIS)はこちら(http://www.cdc.gov/ncidod/hip/SURVEILL/NNIS.HTM)をご参照下さい。日本においても同様のサーベーランスが日本環境感染学会のJNISなどにおいて始動しています。こちらをご覧下さい。
CDR Weekly: 2002.04.18/Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 2002.04.22

関連サイト