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Guideline
CDC ガイドライン
2003/11/20

歯科のための感染対策ガイドライン(2003)

CDC:Guidelines for Infection Control in Dental Health-Care Settings – 2003
http://www.cdc.gov/mmwr/PDF/rr/rr5217.pdf
田口正博、西原達次、吉田俊介訳、小林寛伊監訳:歯科医療現場における感染制御のためのCDCガイドライン.メディカ出版、大阪、2004.
<注釈>

本ガイドラインは歯科のための感染対策勧告(1993)を改訂したものです。
以前の勧告は普遍的予防策(ユニバーサル・プリコーション)に準じていましたが、今回は標準予防策(スタンダード・プリコーション)に準じ、その他の医科向けのCDCガイドラインなどを参照しながら歯科に特有な観点から総合的な歯科領域における感染対策について勧告しています。

内容は、1993年の勧告と同様血液や口腔・上気道に特徴的な感染源を考慮しHIV・HBV・HCV・結核などに重点を置いていますが、クロイツフェルトヤコブ病(CJD)とその他のプリオン関連を追加し、感染および曝露の疑いのある職員の就業規制、血液媒介病原体への曝露後予防ついて詳細に述べています。また、歯科特有の器具の滅菌と消毒、歯科領域において使用する水系の管理、ラテックスアレルギー、教育と評価、についても述べています。
環境については、歯科機器、ライトのハンドル部分など頻繁に接触する部分と床、壁、シンクなど頻繁に接触しない部分に分類し、勧告しています。
手指衛生については、医療機関における手指衛生のためのガイドライン(2002)(ガイドラインの紹介はこちら)と同様に、手が目に見えて汚れていなければ速乾性手指消毒薬が使用できると述べています。

なお、1993年の勧告では解説のみでしたが、今回は前半部分で解説を記載し、後半部分でその他のCDCとHICPAC(Healthcare Infection Control Practices Advisory Committee)のガイドラインと同様に科学データ、理論的根拠、適用の可能性に基づいて勧告がカテゴリー分類されており、内容的にもその他の医科向けCDCガイドラインと整合性の合ったガイドラインとなっております。

Yoshida Pharmaceutical Co., Ltd. 2004.11.26

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