Y's Square:病院感染、院内感染対策学術情報 > 海外の感染対策情報 (各機関週報より) > イギリス(HPA-HPRより) > 2003 > Clostridium difficile関連疾病のサーベーランス
UK Update
イギリス(HPA-HPRより)
2003/10/02

Clostridium difficile関連疾病のサーベーランス

PHLS. CDR Weekly October 2, 2003, Vol. 13, No. 40
Surveillance of Clostridium difficile associated disease: report of the national standards groupの要旨
http://www.hpa.org.uk/cdr/PDFfiles/2003/cdr4003.pdf
http://www.hpa.org.uk/cdr
英国健康省は2004年初頭よりClostridium difficile関連疾病のサーベーランスを医療機関に義務付けると発表した。これは既に義務化されている黄色ブドウ球菌菌血症サーベーランスに引き続く国家的な医療関連感染サーベーランスの推進である。この決定は病院感染学会などからの専門家がイングランドを対象に行ったClostridium difficile関連疾病の調査報告を受けてなされた。
<訳註>
Clostridium difficileは芽胞を形成するグラム陽性菌で平素無害ですが、抗菌薬療法を受けている患者などにおいて偽膜性大腸炎の原因となります1)。欧米の医療機関においてはClostridium difficile偽膜性大腸炎が頻繁に発生しており、主要な病院感染のひとつとして捉えられていますが、米国の全国的なサーベーランスであるNNISにおいては特に調査対象となっていません。日本においてClostridium difficile偽膜性大腸炎はあまり頻繁に報告されていません

1)Kelly CP, Pothoulakis C, LaMont JT: Clostridium difficile Colitis. N Engl J Med 1994; 330:257-262.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=PubMed&list_uids=8043060&dopt=Abstract

CDR Weekly: 2003.10.02/Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 2003.10.14

関連サイト