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US Update
アメリカ(CDC-MMWRより)
2004/03/12

顔面美容整形におけるMycobacterium chelonae感染

March 12, 2004, Vol. 53, No. 9
Mycobacterium chelonae Infections Associated with Face Lifts – New Jersey, 2002–2003 の要旨
http://www.cdc.gov/mmwr/PDF/wk/mm5309.pdf
2002年3月から2003年2月のニュージャージー州において、外来外科センター2施設でのしわ切除術4例に、Mycobacterium chelonaeによる手術部位感染が診断された。感染源は組織染色剤として用いられた汚染されたメチレンブルーであることが判明した。無菌的操作が必要な手技においては、無菌で単回使用の組織染色剤を用いなければならない。また、手術部位感染の診察においてはMycobacterium chelonaeも考慮に入れるべきである。
<訳註>

Mycobacterium chelonaemなどの非定型(非結核性)抗酸菌は平素無害ですが、軟組織・骨感染や肺感染などを起こすことがあります。特に免疫機能の低下した患者においてしばしば感染がみられ、一旦感染すると難治性となるため注意が必要です。広く水系に存在し、水道水からも検出され、水性薬剤や内視鏡を汚染して病院感染を起因します。

<参考>

Phillips MS, von Reyn CF: Nosocomial infections due to nontuberculous mycobacteria. Clin Infect Dis 2001;33:1363-1374.
http://www.journals.uchicago.edu/cgi-bin/resolve?CID000892PDF

MMWR:2004.03.12/ Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 2004.03.22

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