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US Update
アメリカ(CDC-MMWRより)
2004/09/24

腎透析センターにおける結核伝播

MMWR September 24, 2004, Vol. 53, No. 37
Tuberculosis Transmission in a Renal Dialysis Center – Nevada, 2003 の要旨
http://www.cdc.gov/mmwr/PDF/wk/mm5337.pdf
慢性腎不全の患者においては、結核菌感染が結核に進展しやすい。また慢性腎不全は皮膚無反応を伴う免疫不全状態であり、ツベルクリン皮膚試験において偽陰性を生じることがある。2003年、ネバダ州にある外来腎透析センターの透析技術士が肺結核を発症し、400名を超える患者と医療従事者が曝露を受けた。この透析技術士にはツベルクリン試験の陽性歴があったが、結核感染治療は受けていなかった。調査の結果、29名の患者と13名の医療従事者に結核菌が伝播したことが示唆された。これらのことから、高リスクな医療従事者と患者における結核スクリーニングと結核感染治療の必要性が再認識された。
<訳註>
日本においては長年BCG接種が広範に実施されてきたため、ツベルクリン試験結果の解釈に関わる背景が、米国とは異なります。日本の病院における結核予防の指針については、下記の文献を参照下さい。
厚生省新興再興感染症研究事業 積極的結核疫学調査緊急研究班 主任研究者 森亨.結核院内(施設内)感染予防の手引き.1999.
http://www1.mhlw.go.jp/houdou/1110/h1008-1_11.html
MMWR:2004.09.24/ Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 2004.09.27

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