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WHO Update
世界保健機構(WHO-WERより)
2004/01/30

トリインフルエンザA(H5N1)型

WER January 30, 2004, Vol.79, No.5
Avian influenza A(H5N1)
http://www.who.int/wer/2004/en/wer7905.pdf

中国
2004年1月30日、中国健康省は中国広西チワン自治区南部の家禽において高病原性トリインフルエンザA(H5N1)型が存在することを確認した。さらに確認調査が行われる一方、家禽処分や検疫などの厳密な方策がとられている。今のところヒトにおける感染は認められていない。

タイ
2004年1月27日、タイ公衆衛生省はH5N1型による2例目のヒト感染死亡例を確認した。これはタイにおける3例目のヒト感染確認例である。

ベトナム
2004年1月24日、ベトナム南部においては初めて2例のH5N1型によるヒト感染例が確認された。これでベトナム全体におけるヒト感染確認例は7例となり、その内6例が死亡している。

状況の概観
現在までのところ、ベトナムとタイのみにおいてヒト感染例が発生しているが、それらはアジアの家禽におけるH5N1型感染の未曾有の大流行と同時発生している。2003年12月中旬以来、韓国、ベトナム、日本、タイ、カンボジアにおいて、家禽のH5N1型集団感染が確認されており、その他の国々においても家禽の死亡が報告され、調査が進行している。速やかに家禽を処分することが、ヒト感染例の発生を防止し、インフルエンザ大流行を起こす新しいインフルエンザウイルスの発現を防止するための主要な防衛策である。

食品安全
H5N1型によるヒト感染が初めて認知された1997年以来、ヒト感染確認例は30例に満たない。1997年香港で発生した18例は、すべて生きた家禽との直接接触が感染源であった。従って流行地域の家禽を生きたまま消費者に販売するべきではない。ただし加工された鳥肉製品や卵が公衆衛生上のリスクをもたらすとはWHOは判断しない。インフルエンザウイルスは適切な加熱によって殺滅される。

<訳註>
既報については、こちらをご覧下さい。
WER: 2004.01.30 / Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 2004.02.02

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