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EURO Update
欧州(Eurosurveillanceより)
2005/05/26

新しい国際保健規則

May 26, 2005, Vol. 10, Issue 21
Eurosurveillance Weekly:World Health Assembly approves new International Health Regulationsの要旨

http://www.eurosurveillance.org/ew/2005/050526.asp

2005年5月23日、世界保健会議によって新しい国際保健規則が承認された。この国際保健規則は感染症の国際的な伝播を防止することを目的とした法的に拘束力のある規則である。1969年に合意された旧規則においては、感染性コレラ、ペスト、黄熱のみについて義務が規定されていたが、今回の改訂により、天然痘、ポリオ、SARSを含む疾病についてWHOへの報告義務が規定された。また、その他の国際的に脅威となる公衆衛生上の事件についても報告義務が規定された。報告の必要性の判断基準として、深刻さ、異常性、非予見性、国際伝播の可能性、国際交易への影響が挙げられている。本規則は2年以内に発効する。
<訳註>
新規則の全文はhttp://www.who.int/gb/ebwha/pdf_files/WHA58/WHA58_3-en.pdfにて閲覧できます。
それによると、直ちにWHOに報告するべき疾病として、天然痘、野生型ポリオウイルスによる急性灰白髄炎、新型ウイルスによるヒトインフルエンザ(例:トリインフルエンザウイルス)、SARSが挙げられています。コレラ、肺ペスト、黄熱、ウイルス性出血熱(エボラ、ラッサ、マールブルグ)、ウエストナイル熱、その他の特殊な地方病(例:デング熱、リフトバレー熱、髄膜炎菌感染症)、または未知の感染症については、WHOに報告するべきかどうかの判断基準がアルゴリズムとして示されています。
Eurosurveillance 2005.05.26/ Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 2005.05.30

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