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US Update
アメリカ(CDC-MMWRより)
2005/03/11

血糖モニターにおけるB型肝炎ウイルスの伝播

MMWR March 11, 2005, Vol. 54, No. 9
Transmission of Hepatitis B Virus Among Persons Undergoing Blood Glucose Monitoring in Long-Term-Care Facilities – Mississippi, North Carolina, and Los Angeles County,California, 2003-2004の要旨
http://www.cdc.gov/mmwr/PDF/wk/mm5409.pdf
定期的な血糖モニターは糖尿病ケアの重要な項目である。フィンガースティック器具で毛細血管から血液を採取し携帯測定器で測定するのが典型的であるが、これによるB型肝炎ウイルス(HBV)感染の集団発生が報告されているため、CDCとFDAは1990年、フィンガースティック器具は個人専用とすることを勧告した。本報告は最近長期療養施設で発生したHBV感染の集団発生3件について報告する。これらの長期療養施設においては、上記勧告が遵守されていなかった、あるいは首尾一貫して実施されてはいなかったことが判明した。
<訳註>
この報告では、血液が直接付着するランセットが患者毎に交換されていても、フィンガースティック器具本体が共用されている場合には集団発生の原因になりえるとのことです。採血時の手袋着用や採血後の手洗いも重要と思われます。血液が付着したノンクリティカル表面は、1,000ppm次亜塩素酸ナトリウムなどで清拭する必要があります。
MMWR:2005.03.11/ Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 2005.03.16

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