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US Update
アメリカ(CDC-MMWRより)
2005/06/03

臓器移植患者におけるリンパ球性脈絡髄膜炎ウイルス感染

MMWR June 3, 2005, Vol. 54, No. 21
Lymphocytic Choriomeningitis Virus Infection in Organ Transplant
Recipients – Massachusetts, Rhode Island, 2005の要旨
http://www.cdc.gov/mmwr/PDF/wk/mm5412.pdf
2005年5月3日、CDCは共通の臓器提供者から固形臓器移植を受けた4名の患者における重篤な疾病発生の報告を受けた。4名ともリンパ球性脈絡髄膜炎ウイルス(Lymphocytic Choriomeningitis Virus: LCMV)感染であることが判明した。LCMVはげっ歯類が保有するアレナウイルスである。その後の調査により、臓器提供者が自宅で飼育していたハムスターが感染源である可能性が示された。LCMV感染は通常、無症候または軽度な疾病をもたらすが、時に無菌性髄膜炎をもたらすことがある。今回の4症例は臓器移植のため免疫抑制化におかれたことで感染が重篤化したものと思われる。母子垂直感染の場合を除き、LCMVがヒトからヒトへ伝播したという報告はない。
<訳註>
アレナウイルスはエンベロープを有するRNA型ウイルスで、アレナウイルスにはラッサ熱ウイルス、LCMVなどがあります。

2005年8月1日追記:
これに関連してCDCは2005年7月29日、げっ歯類に関連するリンパ球性脈絡髄膜炎ウイルスによるヒト感染リスクを減少させるための暫定ガイダンスを公表しました。その内容は下記URLをご覧ください。
http://www.cdc.gov/mmwr/pdf/wk/mm54d729.pdf

2005年8月17日追記:
CDCは2005年8月12日、上記暫定ガイダンスに関連してガイダンスを追加をしました。その内容は下記URLをご覧ください。
http://www.cdc.gov/mmwr/pdf/wk/mm54d812.pdf

MMWR:2005.06.03/ Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 2005.08.17

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