Y's Square:病院感染、院内感染対策学術情報 > 海外の感染対策情報 (各機関週報より) > アメリカ(CDC-MMWRより) > 2005 > 臓器移植患者におけるウエストナイルウイルス感染
US Update
アメリカ(CDC-MMWRより)
2005/10/05

臓器移植患者におけるウエストナイルウイルス感染

MMWR October 5, 2005, Vol. 54(Dispatch), October 5, 2005
West Nile Virus Infections in Organ Transplant Recipients -New York and
Pennsylvania, August-September, 2005の要旨
http://www.cdc.gov/mmwr/pdf/wk/mm54d1005.pdf
2005年9月、ある共通したドナーからの臓器移植患者4例の内、3例においてウエストナイルウイルス感染が確認された。肝臓移植例と肺移植例においては、ウエストナイル脳炎と一致する急性弛緩性麻痺が見られ、抗体検査とRNA検査でウエストナイルウイルス感染が確認された。1例の腎移植例でも、感染が確認されたが無症候である。もう1例の腎移植例においては、感染が確認されておらず健常である。ドナーは頭部外傷により脳死と判定されたニューヨーク市の男性で、ウエストナイルウイルスを保有する蚊が最近探知された地域の近く住んでいた。また脳損傷事故の前に、発熱を感じていたことが判明している。事後に行われたドナーの血清・血漿検査により、ウエストナイルウイルス抗体陽性であることが判明した。
<訳註>
米国では2003年より輸血供給においてウエストナイルウイルスのNAT(ウイルス核酸増幅)検査が行われていますが、臓器移植前検査の要求項目とするには各種の問題があり、まだ項目に含まれていないとのことです。
ウエストナイルウイルスについては、Y’s Letter (Vol.1) No.11を参照下さい。
MMWR:2005.10.05/ Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 2005.10.11

関連サイト