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EURO Update
欧州(Eurosurveillanceより)
2007/10/11

2007年7月、スロベニアの介護施設におけるノロウィルスの集団感染

Outbreak of norovirus infection in a nursing home in northern Slovenia, July 2007の要旨
Eurosurveillance October 11, 2007, Vol.12, No.10
http://www.eurosurveillance.org/ew/2007/071011.asp#3
スロベニアのKranjにある介護施設で、ノロウィルスによると考えられる胃腸感染症が発生したことが、2007年7月27日、公衆衛生局へ報告された。
調査によると、7月1日から31日の間に、入居者25名、スタッフ5名の計30名に、下痢、嘔吐、37℃以上の発熱、腹痛といった症状が出ていることが判明。7名の患者から採取された便サンプルのうち、1件のみからノロウィルスが検出されたが、この7件のサンプルのうち急性期で採取されたものはわずか2件。残りは回復期に採取されたものであった。
施設で提供された食料、飲み水、その他施設から採取されたサンプルの検査の結果、それらが感染の原因とは考えられず、疫学的データ、臨床像、検査結果を考慮すると、この感染はノロウィルスの接触伝播によるものと考えられる。ノロウィルスが1名の患者からしか検出されなかったのは、集団発生の報告と便検査の遅れによるものである。
<訳註>
ノロウイルス感染対策については、Y’s Review ウイルスによる感染性胃腸炎についてを、ノロウイルスの消毒については、Y’s Letter Vol.2 No.20 ノロウイルスの消毒-エタノールの使い方を中心に-を参照ください。
Eurosurveillance 2007.10.11/ Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 2007.10.15

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