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UK Update
イギリス(HPA-HPRより)
2007/07/27

MRSA菌血症、C.difficile感染、GRE菌血症に関するデータの公表

MRSA bacteraemia, Clostridium difficile and GRE bacteraemia data published の要旨
Health Protection Report July 27, 2007, Vol.1 No.30
http://www.hpa.org.uk/hpr/archives/2007/news2007/news3007.htm#mrsa
http://www.hpa.org.uk/hpr/
英国におけるMRSA菌血症についての義務的サーベーランスの最新データが公表された。四半期(2007.1~3)のMRSA菌血症例数は、2006年10月から12月と比べて6.4%減。半期(2006.10~2007.3)の症例数は、前年半期分と比べて12%減。年間(2006.4~2007.3) については、2005年から2006年の同時期と比べて10%の減少となった。
MRSA菌血症については、年齢、性別、治療の特色といった細かい情報が加えられた、より具体的なサーベーランス計画によるデータも公表されている。それによると、MRSA菌血症例は、高齢の男性により多く見られ、症例の70%が60歳以上の患者であった。
C.difficile感染に関しては、最新四半期(2007.1~3)分の義務的レポートの中で、65歳以上の患者が15,592例で、前年の同時期に比べて2%増加していることが報告されている。
glycopeptide-resistant enterococcal(GRE) 菌血症、2005年10月から2006年9月の1年間で、前年比19%増となっている。
Health Protect Agency(HPA)は、Web方式によるMRSA菌血症サーベーランスシステムを、C.difficile感染の登録にも使用できるよう再構築した。4月より使用可能となったこのシステムによって、より細かな情報を含むデータが得られるようになったが、その一方でHPAは、従来通りのデータ発表も行っていく予定である。
<訳註>
英国における病院感染サーベーランスについてはこちらを参照ください。
HP Report : 2007.07.27/Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 2007.08.01

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