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UK Update
イギリス(HPA-HPRより)
2007/11/02

英国におけるメチシリン耐性黄色ブドウ球菌による死亡例に関する全国的調査の結果

Results from the national confidential study of deaths following methicillin-resistant Staphylococcus aureus (MRSA) infection published
Health Protection Report November 2, 2007, Vol. 1, No. 44
http://www.hpa.org.uk/hpr/news/default.htm#deaths
http://www.hpa.org.uk/hpr/
Methicillin-Resistant Satphylococcus aureus (MRSA)に引き続く死亡例の詳しい結果を報告する最終レポートが発表された。
これは、2005年から2007年の間に、Health Protection Agency(HPA)がOffice for National Statistics(ONS)と共同で行った調査である。
調査は、無作為に選ばれた56人の死亡患者のサンプルについて実施されたが、その内訳は、死亡届にMRSAが死因として挙げられている患者(pilot phase)18人、血液検査でMRSA陽性が判明してから30日以内に死亡した患者(main phase)38人となっている。
この調査で判明した重要なポイントはいくつかあるが、MRSAに起因する死亡例については過少報告が、MRSAとは関連の無い死亡例については過大報告があることが示唆された。
また、主に静脈カニューレなどの挿入具から最も多くMRSA菌血が発見されており、その使用に関する記録法や、使用中の管理、使用法について不備が認められた例がいくつかあった。
MRSAに関する調査、治療、対処法に不十分な点はあったものの、それが患者の死亡に影響を与えたとは考えられない。
<訳註>
米国におけるMRSA死亡率の調査についてはこちらをご覧下さい。正確なMRSA死亡率について、さらなる調査が必要と思われます。
HP Report : 2007.11.02/Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 2007.11.05

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