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WHO Update
世界保健機構(WHO-WERより)
2007/11/09

大流行性インフルエンザのワクチン供給について

WER November 9, 2007 Vol.82, No.45
Pandemic influenza vaccine supplies
http://www.who.int/wer/2007/wer8245.pdf

昨今の科学の進歩と、ワクチン製造力の向上により、今後の大流行性インフルエンザワクチンの供給可能量が増えると専門家は予測している。
2006年春、WHOとワクチンのメーカーは、標準的な技術によって、H5N1鳥インフルエンザ由来の流行性インフルエンザに対するワクチンを約1億回分直ちに製造することが可能であると発表した。
しかし、インフルエンザワクチンの製造力は向上しているものの、それでも、全世界の人々を6ヶ月間のうちに感染から保護するために必要な67億回分の製造にはまだ程遠い。 WHO Advisory Groupが行ったミーティングにおいて、最も重要なオプションとして次の3つが挙げられた。

  1. 季節的インフルエンザワクチンプログラムの奨励を続ける。
  2. そのシーズンの需要を越える生産量を維持できるよう、メーカーをサポートする。
  3. いくつかのワクチン製造施設については、大流行の発生時に、不活性化ワクチン製造から弱毒性ワクチン製造への変更を行うことを許可する。

弱毒性ワクチン製造技術では生産高が上がるであろうことを考慮すると、施設の変更により、2012年までには、予想される需要と供給のギャップを埋めることができるようになるであろうし、インフルエンザの流行開始から6ヶ月以内に全世界の人々を感染から保護できるだけのワクチンを製造できるようになるであろう。

<訳註>
トリインフルエンザの感染対策については、Y’s Letter Vol.2 No.15 トリインフルエンザA(H5N1)の感染対策についてを参照下さい。
WER: 2007.11.09 / Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 2007.11.13

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