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EURO Update
欧州(Eurosurveillanceより)
2008/11/27

アムステルダムの老人介護施設の内外で発生した疥癬の持続感染性について: リンデーンとイベルメクチンに対する耐性の徴候

A PERSISTENT PROBLEM WITH SCABIES IN AND OUTSIDE A NURSING HOME IN AMSTERDAM: INDICATIONS FOR RESISTANCE TO LINDANE AND IVERMECTINの要旨
Eurosurveillance, Volume 13, Issue 48, 27 November 2008 http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=19052
アムステルダムの老人介護施設で2007年9月から2008年3月の間に、入居者やスタッフの間で回帰性の疥癬が発生した。感染者の全てが、発生源である入居者(施設において死亡)と何らかのつながりがあったと思われる。また、この入居者が介護施設へ入居する前に暮らしていた集合住宅の住人や、入居者の義理の娘とその夫も疥癬に感染していることがわかった。 施設内外の感染者は皆、リンデーンとイベルメクチンを投与されたが、その後再発、ペルメトリン5%の投与によって、ようやく全員の感染が治まり、少なくともその後3ヶ月間の経過観察の中では症状が再発することはなかった。この点から、この大量発生についてはリンデーンとイベルメクチンに対する耐性がその原因になっていると考えるのが妥当であると思われる。
<訳註>
疥癬対策については、「Y’s Reveiw ヒゼンダニとケジラミについて」をご参照ください。
Eurosurveillance 2008.11.27/ Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 2008.12.01

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