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UK Update
イギリス(HPA-HPRより)
2008/02/29

病院感染による死亡率に関する英国統計局のデータ

ONS data on healthcare associated infection mortality
Health Protection Report February 29, 2008, Vol.2 No.9
http://www.hpa.org.uk/hpr/archives/2008/news0908.htm#ons
http://www.hpa.org.uk/hpr/
英国統計局(Office for National Statistics: ONS)の最新データによると、イングランドとウェールズにおいて2005年から2006年の間に、死亡証明書でClostridium difficile (C. difficile)感染を死因とするケースが72%の増加を示した。これは、2005年に死亡証明書に関するガイダンスが改訂され、医療関連感染による死も死亡証明書における死因に含むべきであるということが特に強調されたことによって生じたものである。2006年、C. difficileに言及がある死亡証明書の数は6,480件。そのうち、C. difficileが潜在的な原因であるとされたものは3,490件と約半数になっている。また、2002年から2006年における公的保険病院での死亡の0.99%がC. difficileと関連している。
C. difficileによって死亡するケースの大半が高齢者であり、85歳以上の死亡率と45歳以下の死亡率にかなり大きな開きがある。
2005年から2006年の間のMRSAによる死亡は、C. difficileによる死亡の増加と比べ、さほど大きな変化を見せてはいない。
<訳註>
C. difficileの感染対策については、Y’s Letter Vol.2 No.29 Clostridium difficile関連疾病における手指衛生を参照ください。
HP Report : 2008.02.29/Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 2008.03.04

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