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UK Update
イギリス(HPA-HPRより)
2008/11/28

イングランドにおける整形外科手術部位の義務的サーベーランス報告 4年目

The fourth year of the Department of Health’s mandatory surveillance of surgical site infection in orthopaedic surgery in NHS hospitals in England
Health Protection Report November 28, 2008, Vol 2 No 48
http://www.hpa.org.uk/hpr/archives/2008/news4808.htm#SSI
http://www.hpa.org.uk/hpr/
イングランドにおける整形外科手術部位の義務的サーベーランスの4年目(2007-2008)の結果が報告された。
このサーベーランスについては、155の保険病院(NHS)から69,200例のデータが収集された。 1年目(2004-2005)の結果と比較すると、4年目は手術部位感染の数が明らかに減少している。手術部位感染の割合が最も高いのは股関節の半関節形成手術であるが、これは、この手術を受ける患者に高齢者が多く、高齢の患者ほど術後入院期間が長くなり感染のリスクが高くなるからと考えられる。
手術部位感染の主な原因は黄色ブドウ球菌であることがわかっているが、黄色ブドウ球菌による感染の60%がメチシリン耐性黄色ブドウ球菌によるものであり、それは、手術部位感染全体の26%に相当する。
サーベーランスの1年目と比べると、術後入院期間は減っており、これによって感染率が実際よりも低く見積もられていると思われる。
<訳註>
英国の整形外科手術部位サーベーランスについては、こちらを参照ください。
HP Report : 2008.11.28/Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 2008.12.01

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