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US Update
アメリカ(CDC-MMWRより)
2009/01/30

ニューヨークシティの高校フットボールチーム選手の間で発生したメチシリン耐性黄色ブドウ球菌

MMWR, January 30, 58 No. 3
Methicillin-Resistant Staphylococcus aureus Among Players on a High School Football Team — New York City, 2007の要旨
http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/mm5803a2.htm
http://www.cdc.gov/mmwr/PDF/wk/mm5803.pdf

2007年9月12日、 ニューヨーク市保健精神衛生局(DOHMH)は、ブルックリンの高校フットボールチームの選手のうち3人がメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)による皮膚、軟組織感染(SSTIs)を起こしていると報告した。
このチームは、7月19日から24日の間、シーズン前の強化合宿を行っており、59人の選手が学校の体育館で共同生活をしていた。

DOHMHが51人の選手に対して検査を行った結果、培養によって感染が確認されたケースが4件、感染が疑われるケースが2件発見された。
この感染は合宿中にタオルなどを共用した選手に多く見られたが、更に、感染した選手のBMI値が感染していない者の値よりも明らかに高いということが判明した。
ただし、BMIの高さと感染リスクの高さの関係を選手たちのポジションと関連づけて考えるということは、未だそれをサポートするデータがないため問題がある。
設備や対処方法を改善し、特に合宿中の選手の衛生状態を向上させることで、高校フットボールチームにおけるMRSA感染のリスクを減らすことができるであろう。

<訳註>
スポーツ選手におけるMRSA感染についてはUSUPDATE-2003.08.22-競技スポーツ選手におけるMRSA感染もご参照下さい。
MMWR:2009.01.30/ Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 2008.02.02

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