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US Update
アメリカ(CDC-MMWRより)
2009/06/19

医療従事者の間で広がる新型インフルエンザA(H1N1)ウイルス感染.アメリカ

MMWR June 19, 2009, Vol.58 No.23
Movel Influenza A (H1N1) Virus Infections Among Health-Care Personnel — United States, April–May 2009の要旨
http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/mm5823a2.htm
http://www.cdc.gov/mmwr/PDF/wk/mm5823.pdf
2009年4月中旬にアメリカで新型インフルエンザA(H1N1)ウイルス感染の症例が確認された直後、CDCは医療従事者(HCP)の感染リスクを軽減するための暫定勧告を発令した。これは、個人用の防御具(PPE)の使用、防御をせずに感染源と接触したHCPの管理、感染を報告しないHCP に関する指示などを含んでいる。
5月13日の時点で、CDCには18の州から48件のHCP感染の症例が報告されている。このうち、26 件に関しては感染に関する具体的な報告も行われている。この26 件の症例の職種別分布は、登録看護師が5人、看護助手が4人、医師が4人、そして残りの12人は他の10の職種となっている。また、26件中、新型インフルエンザA(H1N1)もしくは呼吸器疾患の患者の看護をした者は12人、新型インフルエンザA(H1N1)もしくは呼吸器疾患の患者と接触した者または家族が感染している者は6人、最近メキシコへの渡航歴がある者が4人となっている。患者の看護にあたった12人のうち11人についてはPPEの使用状況に関する情報が明らかになっているが、常にサージカルマスクまたはN95マスクを使用していたのは3人であった。
医療環境における新型インフルエンザ(H1N1)の伝播を予防するためには、管理上の制御、感染制御方法の提案、感染制御とPPEの正しい使用法に関する講習、感染したHCPの分離といったものを幅広く含んだ感染制御対策をしっかりと厳守することが重要である。
<訳註>
CDCの「医療施設における新型インフルエンザA(H1N1)ウイルス感染が確定もしくは疑われる患者の診療における感染制御の暫定的ガイダンス」についてはこちらをご参照ください。
MMWR:2009.06.19/ Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 2009.06.24

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