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WHO Update
世界保健機構(WHO-WERより)
2009/05/22

新型インフルエンザA(H1N1)によるヒト感染 : メキシコとその他の感染が発生している国からの臨床的所見

WER May 22, 2009 Vol.84, No.21
Human infection with new influenza A (H1N1) virus: clinical observations from mexico and other affected countries, may 2009
http://www.who.int/wer/2009/wer8421.pdf
2009年5月20日時点で、41カ国から、80件の死亡症例を含む10,243件の新型インフルエンザA(H1N1)ウイルス感染がWHOへ報告されている。
新型インフルエンザA(H1N1)ウイルス感染による症状は、非熱性から軽い上気道の疾病、致命的な肺炎までに渡っている。ほとんどの症例が、合併症がなく、典型的なインフルエンザのような症状を示し、自発的な回復を見せている。最も一般的な症状は、咳、発熱、喉の痛み、倦怠感、頭痛などである。
これまでの情報と現在の状態から、WHOは新型インフルエンザA(H1N1)ウイルスに対する対応について次のようなアドバイスをしている。
軽症の場合、必要に応じて症状に即した支持的療法を行うとよい。ライ症候群の危険性があるため、子供や青少年にはアスピリンやアスピリンを含有する製品といったサリチル酸塩を使用するべきではない。
入院をしている症例の場合、新型インフルエンザA(H1N1)ウイルスに起因する進行性の症状や肺炎が発生している場合、オセルタミビルによる抗ウイルス治療が勧められる。
<訳註>
カルフォルニアにおける新型インフルエンザA(H1N1)ウイルスに感染し入院した患者の症状についてはこちらをご参照ください。
WER: 2009.05.22 / Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 2009.05.29

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