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WHO Update
世界保健機構(WHO-WERより)
2009/05/29

インフルエンザパンデミックの重症度判定に関する考察

WER May 29, 2009 Vol.84, No.22
New influenza A(H1N1) virus – update
http://www.who.int/wer/2009/wer8422.pdf
WHOによるパンデミックフェーズはパンデミックウイルスの地理的拡散を基礎にしており、各国の警戒と準備を促すための国際的呼びかけの目的を持っている。
パンデミックの重症度判定は複雑である。
これまでの事例から、過去のインフルエンザパンデミックの重症度は多様なものであり、また、それに関連して生じる健康に対する影響は次に挙げるようなさまざまな要素によって著しく異なるということもわかる。
第一に、重症度は、国や集団、地理的なものによって異なるので、1つの重症度を全世界に当てはめるのは適切でなく、各国にとって役立つものとはなり得ない。
第二に、重症度は時間の経過で事態が展開することによって変化することが考えられる。そのため、疾病のパターンや複雑さ、伝達性、毒力その他の要素に関する変化を発見するための観察が大変重要となる。
第三に、重症度判定の厳密さはウイルスや感染に対して感受性である人々に関する情報の質や有用性に反映される。しかし、このような情報はパンデミックの初期段階においては最も入手しづらいものである。
パンデミックウイルスとその発病性の疫学的、臨床的、ウイルス的特性を考慮して対応できるよう、各国とも自国の対応能力を定期的に査定する必要がある。
WER: 2009.05.29 / Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 2009.06.04

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