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WHO Update
世界保健機構(WHO-WERより)
2009/06/12

新型インフルエンザA(H1N1)ウイルスのヒト感染:2009年5月に神戸で発生した学校関連の感染に関する臨床的観測

WER June 12, 2008 Vol.84, No.24
Human infection with new influenza A (H1N1) virus:clinical observations from a school-associated outbreak in Kobe, Japan,May 2009
http://www.who.int/wer/2009/wer8424.pdf
2009年6月2日時点で、日本の厚生労働省は379件の新型インフルエンザA(H1N1)ウイル ス感染が確認されたことをWHO へ報告した。最初の感染確認症例は5月8日にカナダ・オ ンタリオ州から帰国した旅行者であり、またその後、21件の感染輸入が確認された。
5月16日、神戸の高校生3人が新型インフルエンザ(H1N1)ウイルスに感染していることが判明したが、この感染者全員、感染輸入の症例との関連がなかった。その後、兵庫県北部と西部、大阪府でも感染が確認された。
1,400校を超える学校が7日間の学校閉鎖を行ったり、また神戸市ではパレードなどの催し物が中止されるなど、兵庫県と大阪府では新型インフルエンザA(H1N1)ウイルスの学校関連流行などに対する集中的な対策が取られた。
学校関連流行が発生している間に地域で広がった新型インフルエンザA(H1N1)ウイルス感染の程度について調査するためには、更なる疫学的研究が必要である。
学校を通した集団感染が発生することによって医療に対する需要が増加することが予測されるが、それに対応するためには周到な観察と準備を行うことが必要であるということが海外での症例からわかる。
<訳註>
本件については国立感染症研究所感染症情報センターの報告もご参照ください。
新型インフルエンザの最新情報については、こちらをご参照ください。
WER: 2009.06.12 / Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 2009.06.18

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