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EURO Update
欧州(Eurosurveillanceより)
2011/01/27

ドイツ、シュレスウィヒー・ホルシュタインの亡命者センターにおける市中感染メチシリン耐性黄色ブドウ球菌-2010年11月

Eurosurveillance, Volume 16, Issue 4, 27 January 2011
CASES OF COMMUNITY-ACQUIRED METICILLIN-RESISTANT STAPHYLOCOCCUS AUREUS IN AN ASYLUM SEEKERS CENTRE IN GERMANY, NOVEMBER 2010
http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=19777
2010年11月中旬、シュレスウィヒー・ホルシュタインの亡命者センターでソマリアからの入所者がパントンバレンタインロイコシジン(PVL)陽性の市中感染メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(CA-MRSA)による癤を発症したことが確認された。入居者427人のうち232人に対して検査を行ったところ、更に4人がCA-MRSAに感染しており、そのうち2名がPVL陽性であった。
PVL陽性CA-MRSA感染者に対しては、厳重な細菌除去法が取られた。また、手指衛生の強化と、5日間の細菌除去期間の他の入居者と接触を極力抑えることが指導された。
最近、子供のためのデイケアセンター、スポーツチーム、軍隊の新兵内といったある特定の環境内でのCA-MRSAによる肌感染の発生がいくつか報告されている。
亡命者センターでの更なる感染は確認されていないものの、こういった場所では正しい細菌除去を行うためにも特別な注意と計画案を以てCA-MRSAの発生に対応するべきである。

<訳註>
市中感染メチシリン耐性黄色ブドウ球菌については、「Y’s Letter Vol.2 No.1 市井獲得メチシリン耐性黄色ブドウ球菌」をご参照ください。
Eurosurveillance:2011.01.27 / Yoshida Pharmaceutical Co Ltd:2012.06.01

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