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EURO Update
欧州(Eurosurveillanceより)
2012/02/16

2009年9月から2010年2月までにスペインで発生したKPC-3カルバペネマーゼ産出肺炎桿菌のアウトブレイクとそれに対して取られた制御措置

Eurosurveillance, Volume 17, Issue 7, 16 February 2012
EMERGENCE AND OUTBREAK OF CARBAPENEMASE-PRODUCING KPC-3 KLEBSIELLA PNEUMONIAE IN SPAIN, SEPTEMBER 2009 TO FEBRUARY 2010: CONTROL MEASURES
http://www.eurosurveillance.org/viewarticle.aspx?articleid=20086
スペインで、2009年9月から2010年2月末の間に、KPC-3カルバペネマーゼ産出肺炎桿菌への感染または菌の定着が認められた症例が7件確認された。回復した患者、医師、看護師、看護助手、感染が発生した病棟で働く清掃員や守衛らから便の検体を採取。また、従業員と患者の親族からはスワブを用いて手からの検体採取が行われた。感染または定着が確認された患者は、他者との接触を防ぐため個室で管理され、4%のクロルヘキシジン石鹸による衛生ケアが行われた。この他にも、スタッフを対象とした手指衛生セミナーの実施や、アルコール除菌剤による表面消毒、塩化ベンザルコニウムとジデシルジメチルアンモニウムによる清掃といった措置がとられた。このような措置が取られた後には新しい感染例は確認されておらず、このことから、早急な感染制御措置の重要性がわかる。
<訳註>
肺炎桿菌については、消毒薬テキスト-一般細菌-2)グラム陰性菌-(2)その他のグラム陰性菌をご参照ください。
Eurosurveillance:2012.2.16 / Yoshida Pharmaceutical Co Ltd:2012.06.01

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