Y's Square:病院感染、院内感染対策学術情報 > 感染対策学術情報 > 消毒薬テキスト(Y’s Text) > IV 対象微生物による消毒薬の選択 > 2)非定型抗酸菌
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IV 対象微生物による消毒薬の選択

4 抗酸菌

抗酸菌(Mycobacterium spp.)はグラム陽性桿菌で、細胞壁に多量の脂質を含有するため消毒薬抵抗性が強いが、熱、日光、紫外線により死滅する。抗酸菌は結核菌と非結核性抗酸菌に分類される。

2)非結核性抗酸菌155)

Mycobacterium kansasiiMycobacterium gordonaeMycobacterium aviumMycobacterium chelonaeなどは非結核性抗酸菌と呼ばれ、広く水系環境に存在し、動物からも検出される。健常人でも肺疾病を引き起こすことがあり、免疫不全患者においては肺感染、手術部位感染、皮膚感染、腹膜炎、心内膜炎などの医療関連感染を引き起こす。水道水にも存在するため、セミクリティカル器具の洗浄水には滅菌精製水を用いるか、水道水を用いた後アルコールを適用する。免疫不全患者の飲料水等にも注意が必要である。消毒法は結核菌に準ずればよいが、非結核性抗酸菌のなかには2%グルタラールや0.5%両性界面活性剤に抵抗性を示すものがある27、28)

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