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EURO Update
欧州(Eurosurveillanceより)
2013/04/11

2013年2月から4月に中国で発生した新型鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスの遺伝子解析

GENETIC ANALYSIS OF NOVEL AVIAN A(H7N9) INFLUENZA VIRUSES ISOLATED FROM PATIENTS IN CHINA, FEBRUARY TO APRIL 2013の要旨
Eurosurveillance, Volume 18, Issue 15, 11 April 2013
http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=20453
中国では、2013年4月10日時点で、H7N9亜型の新型鳥インフルエンザ感染が33例確認され、そのうち9人が死亡している。2013年2月19日から3月15日の間に感染が確認された4例から採取した新型インフルエンザウイルスの遺伝子解析を行ったところ、ヘムアグルチニン(HA)遺伝子は、鳥インフルエンザウイルスのユーラシア系統に属しており、2011年に浙江省で分離された低病原性鳥インフルエンザA(H7N3)に対して約95%の同一性を示した。また、ノイラミニダーゼ(NA)遺伝子については、2010年にチェコ共和国で分離された低病原性鳥インフルエンザA(H11N9)に対して、約96%の同一性を有している。 残留した遺伝子には、鳥インフルエンザウイルスH9N2との密接な関連が見られた。今回中国での感染を引き起こしているウイルスの遺伝子を解析したところ、これらのウイルスが哺乳類のインフルエンザが持つ特徴のいくつかを持ち合わせていることが判明し、それらの特徴が、人への感染を引き起こし、パンデミックの可能性に関する懸念を高めているようだ。
<訳註>
「インフルエンザの感染予防」についてはY’s Letter Vol.2 No.31 インフルエンザの感染予防をご参照ください。WHO作成の鳥インフルエンザA(H7N9)に関するQ&AはFrequently Asked Questions on human infection with influenza A(H7N9) virus, Chinaをご参照ください。
鳥インフルエンザA(H7N9)に関する情報は厚生労働省のサイトもご覧ください。なお、厚生労働省では本疾患の疑いがある患者の情報提供を求めています。情報提供については中国における鳥インフルエンザA(H7N9)の患者の発生について(情報提供及び協力依頼)をご参照ください。
Eurosurveillance 2013.4.11/ Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 2013.4.19

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