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EURO Update
欧州(Eurosurveillanceより)
2014/10/02

2012年9月から10月にフランスの病院の集中治療室で発生したアデノウイルスタイプ1肺炎のアウトブレイク

Eurosurveillance, Volume 19, Issue 39, 02 October 2014
OUTBREAK OF ADENOVIRUS TYPE 1 SEVERE PNEUMONIA IN A FRENCH INTENSIVE CARE UNIT, SEPTEMBER–OCTOBER 2012
http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=20914
2012年9月から10月に、フランス、マルセイユの病院で、アデノイドウイルスタイプ1(HAdV C type1)による肺炎のアウトブレイクが発生した。
このアウトブレイクには、集中治療室に入院している免疫応答性の患者も含まれている。感染が確認された7人の患者のうち3人は夜勤の看護師で、そのうち1人はアウトブレイク発生の1週間前に呼吸器症状を呈しており、この看護師が感染源であると思われる。HAdV-1は、免疫応答性の患者にも重症の肺炎を引き起こす可能性があり、ICU内でのアウトブレイクの原因となり得る。

HAdVの広がりを防ぐためには、この病原体の迅速な識別とタイピングが必要である。また、医療機関では、手指の消毒の強化や、発熱や呼吸器症状のある医療従事者を患者と接触させないといった対策が重要である。

<訳註>
アデノウイルスの感染対策については消毒薬テキスト V 対象微生物による消毒薬の選択 5 ウイルスをご参照ください。
Eurosurveillance: 10.02.2014/ Yoshida Pharmaceutical Co Ltd:10.24.2014

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