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UK Update
イギリス(HPA-HPRより)
2014/10/24

イングランドとウェールズにおける、重症浸潤性疾患を伴う風土性W群髄膜炎菌ST-11の増加

The Health Protection Report volume 8 issue 41 October 24, 2014
Increase in endemic Meningococcal group W (MenW) ST-11 complex associated with severe invasive disease in England and Wales
https://www.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/367588/hpr4114.pdf
イングランドとウェールズでは、浸潤性W群髄膜炎(MenW)が急増している。過去、MenWの感染例は少なかった。2000年から2002年にかけて、メッカへの巡礼に関連した感染が増加したことがあったものの、巡礼参加者へのワクチン接種を義務付けたところ、その数は2000年以前と同じレベルに減少した。しかし、2009年、2010年以降、年度ごとにMenWが増加。2013年6月から2014年7月には98例が確認された。これは、浸潤性髄膜炎感染数全体の15%である。
現時点で、英国以外のヨーロッパ諸国では風土性MenWの増加は見られていない。MenWは、四価コンジュゲート(A、C、W、Y)ワクチンの接種によって予防可能である。また、現在の状況が続くようであれば、現行の免疫プログラムを修正して、MenWに対する更なる防御を図る必要がある。

<訳註>
髄膜炎菌(Neisseria meningitides)についてはY’s Letter No.33 レンサ球菌・髄膜炎菌・百日咳菌をご参照ください。
HP Repor:2014.10.11/ Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 2014.11.05

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