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WHO Update
世界保健機構(WHO-WERより)
2015/06/22

中東呼吸器症候群コロナウイルスに関する概況報告書

WER No. 24, June 12,2015, 90, 305
Fact sheet on Middle East respiratory syndrome coronavirus (June 2015)
http://www.who.int/wer/2015/wer9024.pdf?ua=1
中東呼吸器症候群コロナウイルスに関する概況報告書の主なポイントは下記の通り。

・中東呼吸器症候群(MERS)は、新型コロナウイルス(MERS-CoV)によって引き起こされる感染性の呼吸器疾患で、2012年に初めてサウジアラビアで発生が確認された。

・コロナウイルスは、風邪から重症急性呼吸器症候群(SARS)までを引き起こすウイルスである。

・MERSの代表的な症状は、発熱、咳、息切れなどである。肺炎を起こす例もよく見られるが、すべての症例で起きるものではない。下痢などの胃腸症状が起きることもある。

・MERS感染の報告がされた患者の36%が死亡している。

・人のMERS感染の大多数は人から人への感染に起因しているものの、ラクダがMERS-CoVの主な病原菌保有動物であり、動物から人への感染の主な原因となっている可能性が考えられる。しかし、ラクダがどのように感染と関わっているのか、また、どのようなルートで感染が広がっているのかというのは未だにはっきりしていない。

・防御をせずに看護をするといった密接な接触がない限り、人から人への感染は起こりにくい。

WER Report : 2015.06.12/Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 2015.06.22

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