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US Update
アメリカ(CDC-MMWRより)
2016/01/22

ジカウイルスアウトブレイクについて、妊婦へ向けた暫定的ガイドライン-アメリカ、2016年

MMWR January 22, 2016 / 65(2);30–33

Interim Guidelines for Pregnant Women During a Zika Virus Outbreak — United States, 2016
http://www.cdc.gov/mmwr/volumes/65/wr/mm6502e1.htm?s_cid=mm6502e1_w

CDCは、ジカウイルスアウトブレイク中に妊婦のケアにあたる専門家のために、暫定的なガイドラインを作成した。これらのガイドラインには、ジカウイルスの伝播が発生した地域へ渡航したと考えられる妊婦への勧告、スクリーニングや検査の勧告、また、渡航先から帰国した妊婦への対応方法が含まれている。ジカウイルスの伝播が発生した地域への渡航歴があり、渡航から2週間以内にジカ熱の症状(急な発熱、斑丘疹、関節痛、結膜炎)を2つ以上呈している妊婦、もしくは、超音波で胎児の小頭症または頭蓋内石灰沈着が認められた妊婦は、州または地域の保健局に相談の上、ジカウイルス感染の検査を受ける必要がある。

小頭症の乳児がジカウイルスに感染している症例が確認されており、最近アウトブレイクが発生したブラジルでは、新生児の小頭症の報告が増えている。しかし、ジカウイルスと関連がある小頭症の症例数は不明である。妊娠中のジカウイルス感染がもたらす症状の範囲はわかっておらず、さらなる調査が必要である。

<訳註>
ジカウイルスは、フラビウイルス科フラビウイルス属、エンベロープを有するウイルスです。
ジカ熱は、感染症法において医師の届出が必要な感染症の対象ではありませんが、2016年1月21日の厚生労働省の事務連絡により、ジカ熱を疑う患者を診察した医療機関は、保健所への情報提供の協力が求められています。ジカ熱に関する厚生労働省のホームページはこちらからご覧ください。
MMWR:2016.01.22/ Yoshida Pharmaceutical Co Ltd:2016.01.27

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