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Vol.1 No.2

器具・環境用消毒薬
(disinfectant)

消毒薬の使い方-2

大久保憲(NTT東海総合病院外科)


かつての消毒法は伝染病や病原微生物のみを対象とする手技であったが、病院感染の増加とともに日和見感染菌や環境常在菌も殺菌消毒の対象となるようになってきた。
特に器具や環境を対象とした消毒は、スペクトルの広い強力な薬剤が使用される傾向にあり、その使用法に細心の注意が必要である。
常に強力な消毒薬を選択するのではなく、微生物に対する殺菌効果はもとより、生体に対する毒性や器具の損傷(腐食)、廃棄における安全性などあらゆる点を考慮して慎重に選ばなくてはならない。一方、適切な消毒薬が選択されなかった場合には、その殺菌スペクトルからはみ出す微生物が特異的に残る可能性があり、新たな感染症を引き起こす原因ともなる。
消毒対象となる微生物を確実に殺菌でき、経済的にも有効で安全な消毒薬を選択する必要がある。
器具及び環境を対象とした消毒薬について、その特徴と使用上の留意点について述べる。


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Carlisle Vol.1 No.2 p1-3 May 1996