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Vol.3 No.2 |
クロルヘキシジンによる接触性皮膚炎および重篤なアナフィラキシーショック アトピー歴のない48歳の男性が、ドレーン挿入部をChlorhexidine digluconate 2%液で消毒後に、呼吸困難、ショック、およびECGの異常を引き起こした。この患者には、抗生剤の術前投与、ポビドンヨードによる消毒、および麻酔導入の15分後に、同様の症状を起こした既往があったが、Chlorhexidineに関する記載はなかった。またChlorhexidine digluconate 0.5%液とHibitaneのパッチテストで、消毒薬による接触性皮膚炎と診断された発疹の発症が二度あった。 総血清のIgEは480kU/Lであり、Latex、エチレンオキサイド、Chloramine、ペニシリンG、ペニシリンV、Amoxicillinに対するSerum-specific IgE testは陰性であった。Chlorhexidine(10μg/ml)、sufentanil(0.005μg/ml)、vecuronium(10μg/ml)、atracurium(10μg/ml)、propofol(10μg/ml)、およびcephazolin(10μg/ml)のLymphocyte transformation testは陰性であった。Latex、70%アルコール、ポビドンヨード 100mg/ml、Cephazolin 50mg/ml、Bupivacaine 2.5mg/ml、propofol 10mg/ml、etomidate 2mg/ml、sufentanil 5μg/ml、vecuronium 4mg/ml、およびatracurium 10mg/mlのSkin prick test(SPT)、Intradermal test(IDT)、およびSubcutaneous testは陰性であった。2%Chlorhexidineの70%アルコール溶液のSPTは陽性であった。パッチテストでは、Cetrimide 0.1%、Chloroxylenol 1%、Chloramine 0.5%、および0.25%ヨードで遅延型過敏症がみられたが、Hexamidine 0.5%、Thiomerosal 0.1%、Mercurochrome 2%、Eosine 50%、およびChlorophenでは陰性であった。 Chlorhexidineによる遅延型過敏症における症状には、接触性皮膚炎と生命の危険を伴うアナフィラキシーショックがある。これらはSPTとIDTの結果によって診断することができる。どちらの場合も、代わりの消毒薬を検査し、適用しなければならない。 (訳:西岡みどり) Carlisle Vol.3 No.2 p8-10 Summer 1998 | |