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Vol.3 No.3 |
英国の大都市の介護施設におけるメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA) 1994年に英国のバーミンガムにある介護施設の入居者を、階層別に無作為抽出してMRSAについての調査を実施した。 鼻腔、手指および環境の細菌培養を行った。さらにMRSAに関連するリスク因子についての情報も収集した。 結果は対象入居者191例のうち33例(17%)の鼻腔または手指よりMRSAが分離されたが、33例のうち感染していたのは1例のみであった。環境からの標本87件のうち10件のみがMRSA陽性であったものの、ほとんどの施設で環境の汚染が見られた。 MRSAのリスク因子については、過去1年以内の病院入院(relative prevalence,2.09;95% CI,1.13-3.88;p<0.05)、および過去1年以内の外科的処置(relative prevalence,4.02;95%CI,2.18-7.43;p<0.002)が関係していた。菌株のファージ型ではバーミンガムの病院のものと類似していることが示された。 本研究の結果より、バーミンガムの介護施設におけるMRSAの保菌率は高く、その菌株は病院からのものであることが示唆された。(訳:西岡みどり) Carlisle Vol.3 No.3 p8-10 Autumn 1998 | |